アキラ

アキラ

『AKIRA』は映画としてではなく、漫画として始まった。大友克洋は1982年に連載を開始し、映画がストーリーを2時間のランタイムに凝縮する何年も前から、広大なサイバーパンクのネオ東京を築き上げていた。大友自身が監督した1988年の映画版は、ほとんどの人が知っているバージョンであり、当時、アニメ映画としては過去最高の製作費が投じられた。その予算は、今でも通用する形で表れている。手描きのアニメーションは、当時の標準的なアニメ制作よりも1秒あたりのコマ数がはるかに多く、それが数十年の時を経ても『AKIRA』の動きが異常なほど滑らかに見える理由の1つである。

『AKIRA』はアニメに影響を与えただけではない。主流の美的サイバーパンクの直接的な視覚的祖先の1つである。ネオンに照らされた広がり、バイカーギャング、企業の腐敗、テクノロジーと融合したボディホラー:『マトリックス』、『ストレンジャー・シングス』、そして現代のサイバーパンクメディアが視覚的に借用しているものの多くは、『AKIRA』のネオ東京に直接遡る。

この映画はまた、多くの西洋の観客にとって、アニメを子供向けの番組ではなく真剣なメディアとして初めて認識するきっかけとなった。熱心なファン層以外にはほとんど誰もアニメの参考枠を持っていなかった時期に、北米に上陸したのである。

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