ロッキン・ジェリービーン

ロッキン・ジェリービーン

Rockin' Jelly Beanの正体を知る者はいない。彼は覆面レスラーマスクを着用せずに公の場に姿を現したことがなく、インタビューではその理由をバイク事故と語っている。30年にわたるインタビュー、ギャラリーでの展示、ブランドとのコラボレーションを経てなお、マスクの下の素顔を見た者はいないのだ。

RJBは1990年頃、東京で活動を始めた。彼はファインアーティストとしてではなく、自身が所属するサーフロックバンド、Jackie and the Cedrics(現在も活動中)のギグフライヤーやレコードカバーを手がける人物として名を馳せた。彼のアートスタイルは、アメリカのローブラウアートやKustom Kulture、エド・ビッグダディ・ロス(Ed Big Daddy Roth)のホットロッド・カートゥーン、ロバート・ウィリアムズ(Robert Williams)、R.クラム(R. Crumb)といった要素を色濃く反映しており、60年代から70年代のアメリカンポップカルチャーに対する日本の少年ならではの視点を通して濾過され、さらに漫画界の巨匠、手塚治虫や永井豪の影響が幾重にも重ねられている。その結果は明白だ。ピンナップガールたちは誇張され、漫画的な極端さで描かれ、スペクタクルとブラックユーモアが同時に表現されている。

彼は90年代後半にロサンゼルスへ移住し、初のウェアライン「EROSTY POP」を発表した。その後、友人たちが原宿にショップ兼ギャラリー「EROSTIKA」をオープンし、現在では彼の名前と作品を取り扱っている。そこからコラボレーションは急速に増加した。2010年には『エヴァンゲリオン2.0』Tシャツ、2013年には『キル・ビル』のモンドシルクスクリーンポスター、RAWローリングペーパー、Vans、Medicom Toyとの協業、そして数十年続くカルト映画や音楽フェスティバルのポスターアートなど、多岐にわたる。

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